「和風月名(わふうげつめい)」を学ぶ!各月の昔の呼び方や種類は?

こんにちは、管理人のツグミです。

私の住む地域は、朝から雨が降り肌寒いです。
夜はタラのキムチ鍋にしようかと思います。
キムチ鍋と言えば豚肉を入れていましたが、白身魚も美味しいですよ♪

少し前にテレビで1年中、毎日鍋を食べていると言う人がいました。
野菜や魚、肉など色々な物が一度に摂れて、「鍋って家族団らんしやすいからおススメ」だって言っていました。これからの季節は特に良さそうですね。

「和風月名(わふうげつめい)」って何?呼び方は?

よく和風のカレンダーなどには、月の数字の下あたりに、例えば、9月なら「長月(ながつき)」などと、漢字で和風の月名が書いてあるのを見た事があると思います。

これは、旧暦で使われていた各月の別名です。
それぞれの月の季節や行事にあった意味を持つ名前が付けれられ、使われていました。
現在、使われているものの代表は12か月分ですが、それ以外にも、それぞれの月には沢山の和風の月名があります。今回は、代表的なものに絞って記載します。

但し、旧暦から新暦になった事で、「和風月名」の呼び名と、実際の月の季節感に1~2ヶ月のズレがあるとも言われています。

最近では、この「和風月名」を目にする事は減りましたが、俳句などを作る際には使われる事が多いのではないでしょうか。

■「和風月名」の呼び方と種類

●1月・睦月(むつき)
この月に親戚一同が集まり、お互いに仲よく、親しみあう事から、「睦び月(むつびつき)」の意味からついた説が有力。

●2月・如月(きさらぎ)
中国で言う二月の異名を使っている。この時期は寒さが残る月で、衣(きぬ)を重ね着することから「衣更着(きさらぎ)」の意味からついた。

●3月・弥生(やよい)
草木が生い茂る「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって呼ばれるようになったと言われている。

●4月・卯月(うづき)
「卯の花月(うのはなづき)」で、卯の花が咲く事を略したものと言われているが、「田植苗月(たうなへづき)」で、稲を植える月だからと言う説もある。

●5月・皐月(さつき)
「早苗月(さなえつき)」で、田植えをする時期で略されたと言われている。

●6月・水無月(みなづき)
漢字だけを見ると水が無い月とも読めるが、実際には、「無」と言う字は「の」を意味し水の月であると言われる。田植えの後に水をはる月の意味。

●7月・文月(ふみづき)
七夕に詩歌を書いたことからついたと言われるが、七夕は中国から伝わった行事のため、稲穂が膨らむ「穂含み月(ほふみづき)」からきている説もある。

●8月・葉月(はづき)
旧暦の紅葉した葉が落ちる「葉落ち月(はおちづき)」からきたと言われているが、「穂張り月(ほはりづき)」で稲の穂が張っていると言う説もある。

●9月・長月(ながつき)
一番有力なのは、昼が短く夜が長く季節を言う「夜長月(よながつき)」だが、雨が続くと言う意味の「長雨月(ながめつき)」と言う説もある。

●10月・神無月(かんなづき)
各地を治めていた神々が、親神のいる出雲に集い、出来事の報告や来年の事を相談するために留守にする事から、神のいない月と言われるのが有力。逆に出雲ではこの月は「神在月(かみありつき)」と言う。

●11月・霜月(しもつき)
寒くなり、霜が降る月なので、「霜月」と呼ぶ節が有力。

●12月・師走(しわす)
僧侶(師)などが仏事の忙しさで走り回る事から、「師走」と言うのが有力。

まとめ

・「和風名月」は旧暦で使用されている別名で、その月の季節や行事にそってつけられている。

・各月には、それぞれ色々な別名があるが、現在使われている代表的なものは、上記の12か月分である。

普段は使う事が無くても、名前がつけられた時代や季節に思いを寄せたり、短歌や俳句の時に使用してみるのもいいかもしれません。

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