長寿のお祝いを学ぶ!年齢やお祝いの仕方は?

こんにちは、管理人のツグミです。

秋になりサンマが美味しい季節になりましたね。
塩焼きにして、大根おろしとショウガを添えて、お醤油やポン酢などを、ほんの少し掛けて食べると絶品です。

ちなみに、鮮度の見分け方としては、目が濁らず、身がピンとなって、口の先っちょが、黄色くなっている物が鮮度が良いサンマです。

長寿のお祝いとは!?

日本の平均寿命は、女性が世界第2位で87.26歳、男性が世界第3位で81.09歳です。医療が発達して、ガンや脳、心疾患で亡くなる人が減った事も影響しているようです。

長寿で有名だった、名古屋の双子の姉妹である、きんさんは107歳、ぎんさんは108歳まで人生を全うされました。今年の敬老の日の国内最高齢者は、福岡に住む115歳の女性でした。

1903年(明治36年)に生まれたそうで、ライト兄弟の人類初の有人飛行成功の年ですし、世の中の移り変わりをその目で見てこられて、終戦も体験されて、その人生は考えても想像がしにくいですね。

長寿の国として知られる日本には、奈良時代から行われてきた「長寿のお祝い」をする風習があります。長生きすることを喜び、さらに元気でいて欲しいと言う願いを込めて、数え年でお祝いするのがしきたりです。

ただし、最近では満年齢でお祝いする事も多くなってきているようです。
実際の経験談としては、最初に還暦を迎える家族の時は数え年(満60歳)で、その後は、それぞれの家族の状況によって、満年齢でお祝いしたりと様々です。

「長寿のお祝い」・祝い歳の種類

「長寿のお祝い」には、祝い歳と言うものがあり、それぞれに名前がつけられています。
そして、それぞれの歳にイメージされたカラーと言うものがあります。但し、カラーはお店や地域によっても若干違う事があるようです。

●還暦(かんれき)・61歳(満60歳)

60年で一回りする十干十二支(じっかんじゅうにし)で、自分の生まれた干支に還る事から「還暦」と呼ばれている。「本卦還り」とも言う。
赤ちゃんに還ると言う意味や魔除けの赤から、イメージカラーは赤です。

「赤いちゃんちゃんこ、頭巾、座布団」などを贈る。ご本人や家族、親族が集まって盛大にお祝いする事が一般的です。


●古希(こき)・70歳

中国の唐の時代の詩人で、杜甫(とほ)の「酒債は尋常行く処に有り、人生七十古来稀なり(お酒のつけは自分が行く所にはあるが、七十年も生きる人は昔から稀である)」と言った事が由来となっている。現在は七十年以上生きる人は多いが、長生きを表す言葉として今でも使われている。

イメージカラーは紫です。


●喜寿(きじゅ)・77歳

「喜」の字を草書体で書くと、「㐂」七十七と読める事から、喜びの字につながるのが由来となっている。

イメージカラーは紫です。


●傘寿(さんじゅ)・80歳

「傘」の略字が八と十をつらねた字に見える事が由来となっている。

イメージカラーは黄(金茶色)です。


●米寿(べいじゅ)・88歳

「米」の字を分解してみると八十八と読める事が由来となっている。米のお祝いとも言う。

イメージカラーは黄(金茶色)です。


●卒寿(そつじゅ)・90歳

「卒」の略字が「卆」で九十に見える事が由来となっている。

イメージカラーは紫です。


●白寿(はくじゅ)・99歳

「百」の上の「一」と言う字を取ると「白」になる事が由来となっている。

イメージカラーは白です。


●百賀(ひゃくが)・100歳

百寿(ももじゅ)、紀寿(きじゅ)とも言い、一世紀を100年とする事が由来となっている。

イメージカラーは白です。


●その他のお祝い

・「上寿(じょうじゅ)」・100歳以上になると、毎年お祝いをします。

・茶寿(ちゃじゅ)・108歳は、「茶」の字を分解(十、十、八十八)して足すと百八になる事が由来となっている。

・皇寿(こうじゅ)・111歳は、「皇」の字を分解(白=白寿の九十九、王=一、十、一)して足すと百十一になる事が由来となっている。

・大還暦(だいかんれき)・120歳は、還暦を2回迎えたことになる事から呼ばれている。

・天寿(てんじゅ)・250歳は、天寿を全うするとして使われている。

常識から考えても最後の天寿の250歳まで迎える人にお目に掛かる可能性は少ないと感じます。でも、この言葉があると言う事は、250歳を迎えた人が過去にいたのでしょうか?大変気になるところです。

「長寿のお祝い」の仕方は?プレゼントの相場は?

特にこれといった決まりはありませんが、還暦の際に贈る「赤いちゃんちゃんこ、頭巾、座布団」が広く知られている事から、その時々のイメージカラーで、同じようなセット商品を贈ったりする場合もあるようです。

消耗品よりは想い出や記念に残るものなど、食事会や旅行などは喜ばれるようです。
但し、お祝いをする方の趣向や年齢、健康状態などによっては、食事会や旅行などが負担に感じる場合もあるので、ご本人の意向を汲むのが一番だと思います。

又、お祝いをされる方との関係によっても変わってきますので、お酒、お花、お菓子などは無難な贈り物に挙げられています。

プレゼントの相場もひとそれぞれにになりますが、祖父母でしたら1~2万、両親は2~3万、親戚なら1万円前後、それ以外の知人などなら数千円程度が一般的とされていますが、家族や知人の間で話し合って決めるのが良いのではないでしょうか。

ちなみに、経験談としては、還暦の時に相撲好きな家族に升席をプレゼントする予定でしたが、本人が出不精だった為に、マッサージ器に変更して子供達合同でプレゼントしました。

古希と喜寿を迎えた家族には、花を育てるのが好きな人には胡蝶蘭、健康の為に運動サークルに入っている人には、紫色のTシャツと食事会などをプレゼントして喜ばれました。

まとめ

・奈良時代からの風習で「長寿のお祝い」をする風習がある
・一巡して生まれた年の干支に還る「還暦」を最初に、「古希」、「喜寿」、「傘寿」~など「長寿のお祝い」には種類がある。
・「長寿のお祝い」には、それぞれイメージカラーがあるが、お店や地域によっても若干の違いがある場合も。
・プレゼントは「ちゃんちゃんこ、頭巾、座布団」などのセットから、消耗品なら、お酒、お花、お菓子、それ以外は食事会や旅行などが挙げられるが、本人の意向を汲むのが大事。
・プレゼントの相場は、知人など数千円から両親の2~3万円など、間柄やお付き合いの度合いで変動する。

先ずは、相手への思いを形にできる良い機会なので、日頃の感謝と共に人生の節目を迎える家族や知人に、温かいお祝いの言葉から贈りたいですね♪

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